フランス旅行記+フランスの不動産情報☆BYパリ大好きオヤジ

フランス旅行の備忘録+海外移住希望者向け(?)不動産情報のブログです。

ニース、プロヴァンス鉄道、アントルヴォー

ニース、プロヴァンス鉄道で行くアントルヴォー

2009年のフランス旅行の記録です。

最初にニースに入り、そこからレンタカーでグラース、ナポレオン街道、ゴルドン渓谷、プロヴァンス、そして、パリへと抜けました。当時は大冒険でした。今、行こうと思っても、諸事情で難しいだろうなあと思ったりもします。ですが、せっかくの記録。このときは楽しい思いもそうでない思いもたくさんしたのですが、少しでも記録に残せたら、と思い当時のことを思い出しながら書いています。

 

何しろ10年前の記録。カテゴリーの2009年とあったらあまり期待しないで、参考程度、くらいで温かい目でみていただけたらとおもいます。

 

初日はニースにチェックインし、その後、プロヴァンス鉄道に乗りました。

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プロヴァンス鉄道はニース↔ディーニュ・レ・バン間を結ぶ鉄道です。

途中、山間の谷間を通るのですが、ところどころとっても美しかったりします。

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 ほとんどバスですね。f:id:TACOYAKI:20190106051454j:plain

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ニース市内を抜けるとコート・ダジュールと呼ばれる地域、海につながる河川の断崖上につくられた村々の間を通り抜けます。昔はそれだけ、異教徒の海賊やら、ノルマン人やら侵入者がたくさんいたのでしょうね。このあとみることになりますが、このあたりの村落の作りはとても他者を警戒するような作りになっています。

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そして、この日の目的地アントルヴォーにつきました。

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ここ、アントルヴォーには、五稜郭でも有名な築城術の大家、ヴォーヴァンの設計による要塞があります。私が幼い頃、函館の五稜郭はオランダの築城術に従って作られたと習いました。現在はフランスの~になおされているはずですが、あの、星型の都市をまもる要塞を築城術として完成させたのがフランスのヴォーバンです。アンバリッドにも祀られています。五稜郭の話ですが、ただしくはオランダ語に訳されたフランスもヴォーバンによる築城術に基づいてつくられたということになります。


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駅をでるとすぐ、アントルヴォーの美しい光景が目の前にひろがります。

山の頂上の砦にむかう道に白い点が見えます。これは通路を頂上へ向かって進ませないためのゲートです。

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ちなみに駅前はこんな素敵なバーというかカフェがあります。

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そして、このゲートを超えてアントルヴォーに入っていきます。

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こんな狭い道を攻め登っていかなければなりません。そして、ところどころにゲートというか、壁があります。もう、鉄壁の守りですよね。

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さすがにニース近郊です。麓の村々にどことなく豊かさを感じます。

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いよいよ頂上ですね。

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てっぺんです。なんのことはない見張り小屋です。

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霧が晴れてきました。なかなか不思議な光景ですよね。

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この谷間をフランスの敵国の軍勢に入られないようにこの要塞を作ったのだと思います。

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ですが、ちょっと思いました。もし、私でもあなたでもこの道を通って、フランス領に侵入しようと思ったとします。ここに砦がありました。でも、多くの歩兵や騎兵を保有しているとはおもえない規模ですよね。しかも、大砲を据え付けるだけの平地もなさそう。

無理して落城させる必要があるのかな?そのままスルーしても何の問題もないのでは?

 じつはアントルヴォー、昔かよっていたフランス語の学校のクラスの壁に大きな立派なポスターが貼ってあったんですね。で、一度は来てみたいとおもったのでした。しかもヴォーバンの設計です。で、城にのぼっておもったのですが…城に登ったら城のきれいな写真は撮れないんですね。登るべきは絶景ポイントなんです。これはショックでした。なにしろすごい霧の中、あの上り道をのぼっていったのですから。

 

ただ、写真に興味のある人、ニースに来たけど、中世フランスの味わいも体験したいという人、泊まる必要はありません。事前にしっかり絶景ポイントを調べて来れば、かなり良い写真取れると思います。何しろ、私、いままでいろいろなフランスのお城をたずねてきましたが、このタイプは別格です。もはやRPGの世界のようなお城です。昔のFFにでてきそうな。被写体としても、このあたりの風景としても、おすすめです。

 

このページのルートです。

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実際はプロヴァンス鉄道だけで行ってます。あくまでイメージとして、ね。